優れたUI/UXは完璧でない事が大事

はじめに

私はグリーンモンスターという投資学習支援事業を手掛けている企業でアプリUI/UXデザインをメイン業務にしているデザイナーです。

UI/UXについて毎日考えていて他の業務が上の空になることがあります。せっかくなので考えたUI/UXに関する事項をまとめるため、少し語らせていただけたらと思います。

優れたUI/UXとは?

優れたUI(ユーザーインターフェース・レイアウト・ボタンなどのデザイン)/UX(ユーザーエクスペリエンス・体験・感情や経験)のアプリを見ているとユーザーが迷う前に先回りして説明したりなど細かい配慮ができていることが多いです。

そしてUXが微妙なアプリは説明が足りなかったり、そもそもどう操作すれば良いのかわからないUIであったり、配慮が足りないものが多いような気がします。

アプリUXも現実の接客と同じ

アプリのUXも現実の接客と同じように、どれだけユーザーの気持ちに寄り添って、疑問を抱かせないUIにできているかが重要なのかと思います。

接客の仕方で考えると相手の様子を見ずに、一方的に説明するだけでは、注目を惹けずになかなか伝えたい内容を理解してもらえないことが多いのではと思います。

あと講師とかオヤジとかでも自分だけ喜んでる寒いギャグを連発してると、そのうち周りから愛想を尽かされて聞く耳を持たれなくなりそうです。

説明を求められそうな場面を前もって予測して、伝わりやすく、かつ興味を失わないような説明の仕方ができると優れた接客と言えそうで、アプリUXにも同じことが当てはまりそうかなと思います。

伝わりやすい声色はフォントカラー、声量はフォントサイズに置き換えられそうです。

アニメーションが効果的

飽きさせない伝え方だと静止画よりアニメーションを使用すると効果的かと思います。

そしてアニメーションの仕方は点で止まるようなものより現実世界の動きに近い、滑らかなものや余韻があるもののほうが自然で受け入れられやすいと思います。

より人間らしい要素を取り入れる

ここまではAIにも提案できそうなUX改善方法かと思うのですが、より人間らしい要素をアプリに取り入れてUX改善する方法はないか、もう少し考えると無駄や失敗、笑いを取り入れたコミュニケーションになるのではないかと思います。

あえてアプリ内のキャラクターがつまづいたり、サボり始めたりなど完璧でない動作を始めると、我が子のように愛着を持ち始め、長くアプリを使いたいと思うようになるかもしれないです。

一方で信用が損なわれる恐れもあるので、教育役として信頼できる役割は別にあった方がいいかもしれないです。

優れたUI/UXについて考えていて、失敗する要素が必要に感じるのは不思議ですが、アプリを使う人側が完璧でなく抜け道や癒しがある方が気持ちのバランスを保てるのかと思うので当然のことなのかもしれないです。

なお途中で頻繁に挟んでいる妙な挿絵は、コラムがつまんなくて興味が持てない人でも離脱しないための米おじさんイラストなのですが、唐突でテキストを補完していないので違和感を感じるだけのUX施策で完全に失敗してしまいました。

リアルもバーチャルも感情の動きは同じ

普段仕事をしていて良い結果が出て成功すれば嬉しいし、悪い結果となり失敗すると憂鬱になります。例えバーチャルな世界でも成功し続けるのは不自然で不審に思うものなのかもしれないです。

しかし現実世界と同じようにリアルなアニメーションや感情の持ち方をアプリでも追い求めていくと、現実との境目がなくなっていきアプリがいらないステージに行きつきそうです。

ドラえもん

失敗したり弱点があるけど愛着が持てて、楽しく成長するためのアイテムを出してくれるドラえもんのようなキャラクターがいればUXデザインのゴールに近いかもしれないです。四次元ポケットだけではダメで、人間臭いドラえもんがいることが大事そうです。

ばいばい。

𝘝𝘰𝘪𝘤𝘦𝘴 𝘰𝘧 𝑮𝑹𝑬𝑬𝑵 𝑴𝑶𝑵𝑺𝑻𝑬𝑹

はじめまして! グリーンモンスター株式会社です。 「𝘝𝘰𝘪𝘤𝘦𝘴 𝘰𝘧 𝑮𝑹𝑬𝑬𝑵 𝑴𝑶𝑵𝑬𝑻𝑬𝑹」では グリーンモンスターの 様々な声を紹介しています。 会社のこと、日々の業務、 オフィス周辺のランチスポットなど… 社員一人ひとりが自由に語ります。 このブログで、グリーンモンスターを より深く知ってもらえると嬉しいです。

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